ハイブリッド給湯器とは?給湯省エネ2025事業補助金の活用方法を徹底解説!

熱費の高騰が続く中、毎月のガス代や電気代を少しでも節約したいとお考えの方も多いと思います。特に、家庭のエネルギー消費量の中でも、約4割を占める給湯に使用する電気やガスのエネルギーの削減が、効果的な節約につながります。

この給湯にかかるコストを大幅に削減できる機器として注目を集めているのが「ハイブリッド給湯器」です。

今なら「給湯省エネ2025事業」を活用すれば、ハイブリッド給湯器の設置費用の一部を補助金でまかなうことができます!

本記事では、ハイブリッド給湯器の仕組みやメリット補助金の申請方法おすすめの機種などについて詳しく解説します。

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【速報】給湯省エネ2025事業がスタート!

令和6年11月29日に閣議決定された令和6年度補正予算案では、「高効率給湯器導入促進による家庭部門の省エネルギー推進事業費補助金(給湯省エネ2025事業)」が前年度同様に580億円で盛り込まれました。

住宅の新築や給湯器の更新を検討している方は、この補助金を活用して、省エネを実現するチャンスです!

給湯省エネ事業とは?

「給湯省エネ事業」とは、経済産業省資源エネルギー庁が2022年から始めた補助金制度で、家庭のエネルギー消費において大きな割合を占める給湯分野で、省エネ効果の高い給湯器の導入を促進家庭部門のCO2排出削減を目指すものです。
具体的には、ヒートポンプ給湯器家庭用燃料電池の設置費用の一部を補助することで、消費者の負担を軽減し、省エネ機器の普及を後押ししています。

給湯は家庭のエネルギー使用量の42%を消費!

経済産業省資源エネルギー庁の「令和5年度エネルギーに関する年次報告(エネルギー白書2024)」によると、一般家庭のエネルギー消費量の中では給湯が最も多くの割合を占め、実に27.2%に達します。

その他のエネルギーでは暖房が25.3%、厨房機器が9.7%、冷房が3.4%、照明その他が34.4%となっており、給湯がいかに多くのエネルギーを消費しているかがわかります。

さらに、一次エネルギー消費量(給湯・空調・換気・照明)ベースでは、給湯が約42%を占めるとされています(リンナイHPより)。

このことから、家計の光熱費削減には給湯の省エネ化が最も効果的であることは明らかです。

給湯省エネ事業の概要

給湯省エネ事業の対象となるのは、ヒートポンプを利用した給湯器家庭用燃料電池であるエネファームの新設または更新です。
具体的には、電気ヒートポンプでお湯を作り、貯湯タンクに蓄えて必要な時にお湯を使う「エコキュート」、ヒートポンプ給湯機とガス温水機器を組み合わせ、2つの熱源を効率的に活用することで高効率な給湯を可能にする「ハイブリッド給湯器」、ガスから水素を作り、その水素と空気中の酸素の化学反応により発電し、その排熱を回収して給湯も行う「エネファーム」が対象となります

給湯器の種類仕組み
エコキュート電気ヒートポンプでお湯を作り、貯湯タンクに蓄えて必要な時にお湯を使う
ハイブリッド給湯器ヒートポンプ給湯機とガス温水機器を組み合わせ、2つの熱源を効率的に活用し、高効率な給湯を可能にする
エネファームガスから水素を作り、空気中の酸素と化学反応させて発電し、その排熱を回収してお湯を作る

給湯省エネ2024事業の実施結果

給湯省エネ事業の対象となるのは、補助金対象として登録された高効率給湯器の新設、または更新です。

更新の場合には、電気を直接熱に変える電気温水器や蓄熱暖房機などのエネルギー効率の悪い旧式の機器の撤去費用も加算されます。

【2024補助金額】

補助対象機器基本補助額加算額最大補助額
エコキュート8万円/台最大5万円/台 (加算額適用条件A/B)13万円/台
ハイブリッド給湯器10万円/台最大5万円/台 (加算額適用条件A/B)15万円/台
エネファーム18万円/台最大2万円/台 (加算額適用条件C)20万円/台

※ 加算額適用条件
A: 昼間の余剰再エネ電気を活用でき、インターネットに接続可能な機種
B: 補助要件下限の機種と比べて5%以上CO2排出量が少ない機種、または太陽光発電システムと連携して、昼間の余剰電力を活用してお湯を沸かすことができる機器
C: ネットワークに接続可能で、停電が予想される場合に稼働を停止しない機能を有する機種

【2024撤去加算額】

撤去対象機器撤去加算額
電気蓄熱暖房機10万円/台 (2台まで)
電気温水器5万円/台 (補助金を受ける台数まで)

2024年度は、417,104件(417,787戸)に総額521億2,487万円の補助金が交付されました。

交付額の割合が予算580億円に対して97%となり、要件を満たせばほぼ確実に補助金が受けられる状況でした。

このことから、2025年度も同様に高確率で補助金が獲得できると期待されています。

給湯省エネ2025事業の詳細

給湯省エネ2025事業の対象となる高効率給湯器の種類は昨年と変更ありません。
ただし、工事開始日が令和6年11月22日以降であることが条件です。
補助金の加算要件には若干の変更がありますが、最大補助金額は昨年と同額です。
その一方で、撤去加算額は減額されています。

【2025補助金額】

補助対象機器基本補助額加算額最大補助額
エコキュート6万円/台最大7万円/台 (加算額適用条件A/B)13万円/台
ハイブリッド給湯器8万円/台最大7万円/台 (加算額適用条件A/B)15万円/台
エネファーム16万円/台最大4万円/台 (加算額適用条件C)20万円/台

※ 加算額適用条件
A:インターネットに接続可能な機種で、翌日の天気予報や日射量予報に連動することで、昼間の時間帯に沸き上げをシフトする機能を有するも
B: 補助要件下限の機種と比べて、5%以上CO2排出量が少ないもので年間給湯効率が116.2%以上のもの
C: ネットワークに接続可能な機種で、気象情報と連動して停電が予想される場合に稼働を停止しない機能を有するもの

 【2025撤去加算額】

撤去対象機器撤去加算額
電気蓄熱暖房機8万円/台 (2台まで)
電気温水器4万円/台 (補助金を受ける台数まで)

給湯省エネ2025事業申請の流れ

補助対象者と交付申請者

給湯器設置工事の補助対象は工事の発注者(施主)であり、補助金の交付申請は工事発注者と施工業者が共同で行います。(実際には、具体的な補助金申請手続きは施工業者が代表して行います)

ただし、交付された補助金は工事発注者に還元される必要があり、申請にあたっては還元方法について、予め両者で協議しておく必要があります。

補助金申請の流れ

①対象製品の確認と事業者の選択
設置するのが補助金対象の給湯器かどうか確認し、この事業に登録している施工業者を選びます。
(対象機器は公式サイトで確認できます)

施工業者から見積もりを取り、製品や工事内容、補助額などをしっかり確認しましょう。

②契約・工事

金額と施工内容が合意したら工事契約を行い、給湯器の設置工事を行います。
ただし、令和6年11月22日以降に着手している工事が対象となります。
住宅の種別に応じて着手日の定義が下記のように異なりますので注意しましょう。

【新築住宅】

・注文住宅…建築着工日

・分譲住宅…引き渡し日

【既存住宅】

・リフォーム…給湯器設置工事の着手日

・住宅購入…引き渡し日

③申請書類の準備

施工業者(登録事業者)が申請書類の準備および作成を進めます。
施主は業者から依頼された書類を準備し、申請内容に間違いがないかを確認する必要があります。

④補助金の申請

施工業者(登録事業者)が、施主に代わってオンラインで申請を行います。

⑤補助金の交付決定

申請が審査され、問題がなければ補助金の交付が決定します。

⑥補助金の受領

補助金は補助対象給湯器を購入および設置する方(施主)に原則として全額還元されます。

補助金申請に必要な書類は

給湯器の補助金申請は、基本的に施工業者が行います。よって、依頼した工事会社が申請書類を作成および提出します。
ただし、申請者が準備し確認が必要な書類もありますので、スムーズな申請のために以下の内容を確認して準備を進めましょう。

【申請者が準備する書類】

本人確認書類
運転免許証、マイナンバーカードなどのコピー、住宅の所有者を証明する書類

住宅の登記事項証明書、不動産売買契約書など住宅の種類に応じた購入証明書類

(新築注文住宅の場合)
建築工事請負契約書のコピー等

(既存住宅の場合)
工事前後の写真等

(共同住宅の場合)
共同住宅等の管理者又は所有者であることを証する書類等

【事業者が準備する書類】

補助金申請額が確認できる書類

給湯器の性能を証明する書類
性能証明書、製造事業者等が発行する規格証明書等

保証書等

工事完了後の写真等

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ハイブリッド給湯器で補助金を活用して賢く省エネ!

給湯省エネ事業の補助金対象機器の中で最もおすすめできるのがハイブリッド給湯器です。
ハイブリッド給湯器は電気とガスのいいとこ取りで、エコキュートよりも省エネを実現します!
電気とガスの併用で効率よくお湯を沸かし、湯切れの心配もありません
停電時にも使用でき、太陽光発電との相性も抜群です。

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ハイブリッド給湯器はエコキュートよりさらに省エネ!

ハイブリッド給湯器は、電気ヒートポンプとガス給湯器、それぞれの長所を組み合わせた給湯システムです。
エコキュートと同様にヒートポンプでお湯を沸かしますが、さらにガス給湯器(高効率なエコジョーズ)を併用することで、効率的に高温のお湯を作り出すことができます。そのため、年間給湯効率はエコキュートを上回り、さらなる省エネ効果が期待できます。

ガスと電気の”いいとこ取り”

ヒートポンプが得意とする低温での湯作りはヒートポンプに任せ、短時間で高温のお湯が必要な時はガス給湯器がバックアップします。

エコキュートの弱点である湯切れの心配も少なく、快適な給湯を実現します。また、使用状況に応じて最適な運転を行うため、無駄なエネルギー消費を抑えることができます。

災害時にも安心!>

停電時には貯湯ユニットに貯めたお湯を利用することができ、ガスが供給されていればガス給湯器を使って湯を沸かすことも可能です。

【電気が停止】
ガス熱源機をポータブル電源に接続することでお湯の供給が可能です。

【ガスが停止】
電気が供給されている場合は、ヒートポンプからの電力によってお湯の供給が可能です。

【電気・ガスが停止】
蓄電池を接続することでヒートポンプを利用したお湯の供給が可能です。

【水道が停止】
断水時にタンク内のお湯(水)を生活用水として利用できます。

太陽光発電との組み合わせでさらにお得に!

太陽光発電システムと組み合わせることで、昼間に発電した電気をヒートポンプの運転に活用できます。売電単価と電力購入単価のバランスによっては、売電よりも自家消費電力に回した方がお得なケースもあります。

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このように様々な利点があるハイブリッド給湯器ですが、
中でもおすすめなのがリンナイの『ECO ONE(エコワン)』です!

ハイブリッド給湯器『ECO ONE(エコワン)』のラインナップ

画像出典:リンナイ

ECO ONE(160L)
タンク容量が大きく、給湯量を多く必要とする家庭向けです。設置スペースは比較的広く必要です。

ECO ONE X5(70L)
コンパクト設計で、設置スペースが限られる場合に適しています。

ECO ONE X5 PLUG-IN MODEL(70L)
太陽光発電との連携を強化したモデルです。既存の太陽光発電システムと組み合わせて、より効率的なエネルギー利用が可能です。さらに、既存の配管を利用できるため、設置工事費を抑えられる可能性があります。

項目ECO ONEECO ONE X5ECO ONE X5 PLUG-IN MODEL
タンク容量160L70L70L
設置スペース広め省スペース省スペース
特徴大容量タンク ゆとりの給湯量コンパクト設計 設置場所の制約を軽減プラグイン・ハイブリッド給湯器 太陽光発電との連携がさらに進化
一次エネルギー 消費効率最高129%最高156%最高156%  太陽光発電で更なる向上
設置場所寒冷地など給湯使用量が多い家庭におすすめ狭小敷地で設置スペースが限られる場合におすすめ太陽光発電システムを導 入済み、または導入予定の家庭におすすめ
その他 ヒートポンプユニットの小型化を実現既存の配管を利用して設置可能 工事費の削減が期待できる

参考:リンナイHP

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まとめ

光熱費の高騰が家計を圧迫する中、給湯の省エネは効果的な節約方法です。
「給湯省エネ2025事業」補助金を活用して高効率給湯器を導入し、家庭で消費するエネルギーの約4割を占める給湯エネルギーを削減することをおすすめします。

特に、ガスと電気のハイブリッド給湯器であるリンナイの「ECO ONE」は、効率的なだけでなく、災害時にも強く太陽光発電との併用も可能です。 「給湯省エネ2025事業」を活用して賢く光熱費を節約し、快適な暮らしを手に入れましょう!

住宅用 1104追加(産業新聞ランキング訴求)

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