太陽光発電がやばいと言われる理由は?
太陽光発電の実際のやばい事例を知りたい。
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太陽光発電は巷で「やばい設備」と言われたり、「7割が損する」と言われたりなど、批判を多く受けています。
そこで本記事では、なぜ太陽光発電がやばいと言われるのか原因を6つ紹介し、実際にあったやばい事例を紹介します。
- 太陽光発電の何がやばいと言われているのか?
- 実際に起きたやばい事例
- やばいと言われる太陽光発電のこれからは?
- 太陽光発電で失敗しない方法4選
本記事を読み終える頃には、太陽光発電のどのような点に気をつければやばいと感じることなく、失敗せずに導入できるのかが分かります。
太陽光発電がやばいと言われる理由6選
太陽光発電がやばいと言われている理由は主に以下の6点です。
- 売電価格が低下している
- 後悔している人が多い
- 悪徳業者が多い
- 設置後に雨漏りする
- 海外メーカーの太陽光パネルを設置した
- 太陽光発電の施工会社が倒産しやすい
売電価格が低下している
太陽光発電によって得られる売電収入が以下のように低下しており、太陽光発電が批判される原因の1つとなります。
2009 | 2012 | 2015 | 2018 | 2020 | 2021 | 2022 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1kWhあたりの売電価格 | 48円 | 42円 | 33円 | 26円 | 21円 | 19円 | 17円 |
導入コストの高さから普及が伸び悩んでいた再生可能エネルギーの促進のため、2009年にFIT制度(固定価格買取制度)が導入されました。
FIT制度とは、再生可能エネルギーで発電した電気を一定期間国が定める価格で電力会社が買い取ることを保証する制度です。
売電価格の推移だけを見ると、今太陽光発電を始めるのは損なのでは?と思うかもしれませんが、太陽光発電の普及に伴い、初期費用も下がってきています。
初期費用の価格と連動して売電価格も変化するため、約10年で元を取れるという点においては変わりません。
後悔している人が多い
太陽光発電設置を後悔する人は多くいます。
- 相場より高い価格で契約してしまった
- シミュレーションより発電量が少なかった
- 太陽光パネルの反射光で近隣トラブルに発展してしまった
- 蓄電池を設置したことを後悔(設置しなかったことを後悔)
ただ、太陽光発電で後悔する原因は知識不足やリサーチ不足に起因する場合が多く、契約前に下調べや業者への確認をしておくと防げた事例ばかりなのです。
一条工務店のような大手住宅ホームで設置すれば後悔しないと思いがちですが、一条工務店で太陽光発電を設置した人でも年間10万円以上の赤字を出しているため、見積もりサイトでの比較が重要になります。
悪質業者が多い
太陽光発電の普及に伴い増加したのが悪質業者です。
強引に契約を迫ったり、虚偽の説明で契約に持ち込んだりする行為は悪質業者の常套手段です。
悪質業者ではありませんが、グリムスソーラーはアフターサービスの対応が不適切で、利益だけを優先しているとの口コミも見られています。
悪質会社のターゲットになりやすい方は、太陽光発電に関する知識が不足している人、もしくは他人の話を鵜呑みにしてしまう人です。
知識を備え、十分なリサーチを行うことで悪質業者を見抜くことができ、納得のいく業者選びができるようになるでしょう。
設置後に雨漏りする
太陽光発電設置後に雨漏りが起こる原因のほとんどが施工不良です。
架台設置時に屋根材や防水シートに穴を開けることが多いのですが、架台固定後の適切な処置を行えば雨漏りは通常ありません。
施工実績の乏しい業者の施工や、手抜き工事が原因で雨漏りが発生してしまうのです。雨漏りの点においても、業者選びは重要になります。
また、雨漏りが心配な方の対策として、車の屋根にしているカーポートに設置するソーラーカーポートもおすすめです。家と切り離されているので雨漏りしません。
海外メーカーの太陽光パネルを設置した
海外製の太陽光パネルを選ぶ最大のメリットは価格の安さです。
今は海外製太陽光パネルも技術の向上に伴い、日本製とあまり変わらない品質になっていますが、以前は価格が安い分発電効率が悪かったり、耐久性が低かったりといったデメリットがありました。
太陽光発電の施工会社が倒産しやすい
FIT制度(固定価格買取制度)開始以降、太陽光発電事業新規参入のハードルの低さもあり、続々と企業が参入し、市場が急拡大しました。
しかし売電価格の低下などから薄利多売を余儀なくされたり、販売不振に陥ったり、太陽光発電のバブル期は長くは続きませんでした。
結果、安易な考えで参入した業者は淘汰されることになり、大型倒産という事態を引き起こす結果となったのです。
そのため、太陽光発電業者を選ぶ際は創立年月日や経営状態など、業者について入念な下調べをする必要があります。
ただ、入念な業者選びをすると労力や時間がかかってしまい、素人には見えない部分もあるので私たちには難しい部分もあります。
そのため、太陽光発電業者を選ぶ際はタイナビのような無料の見積もりサイトを利用した方が早く安全性の高い業者を見つけられるでしょう。
タイナビの登録業者は利用者から1度でも苦情が入ると登録削除される仕組みになっており、満足度の高い優良業者しか残らないようになっています。
無料で最大5社まで一括見積もりを取れるため、相場を知るためにも利用してみましょう。
太陽光発電のやばい事例3選
太陽光発電がやばいと言われる原因にもなる事例を紹介します。
- 太陽光関連会社の社長が詐欺で逮捕
- 太陽光パネルの施工不良
- 住民トラブル
太陽光関連会社の社長が詐欺で逮捕
2015年、すでに倒産した太陽光関連会社の元社長が架空の投資話で約1億6700万円詐取し、再逮捕されたというニュースが報じられました。
元社長は、太陽光発電所の購入金名目で取引先である不動産会社の社長から約1億6700万円詐取したとのことです。
「個人資産運用で太陽光発電を。絶対儲かる。」と言われ契約したものの、それは架空の投資話でした。
元社長は今回だけではなく、同様の手口を使い、約1億5000万詐取した容疑で過去にも2回逮捕されています。
参考:カナロコ
太陽光パネルの施工不良
太陽光発電はFIT制度開始以降、急速に普及したため工事人員が不足し、実績や知識が不足しているスタッフが工事を担当するケースもありました。
また、利益を重視するあまり、短時間で多くの工事をこなすべく手抜き工事になってしまいトラブルへ繋がるケースも発生しています。
- ボルトの締め忘れ、十分に固定できていないことによるパネル飛散
- 屋根に穴を開け、後処置が十分でないことによる雨漏り
- 端子台の締め付けが緩く、発熱し端子台が変形、最悪の場合発火
施工不良が近隣住民に被害を及ぼすケースもあり得るのです。
施工不良を防ぐには、各業者の施工実績、設立年月日を調べておくことが大切です。
月7件以上、1メーカーあたり30〜40件の施工実績があれば安心です。あわせてインターネットの口コミや評判も確認しておきましょう。
住民トラブル
太陽光発電での住民トラブルとして多く報告されているのが、太陽光パネルからの反射光トラブルです。
近隣の住宅へ反射光が入り込み、眩しさや室内温度の上昇などをもたらしてしまうのです。
2015年には、産業用太陽光発電の反射光によって熱中症になったとして、設置業者に対し、裁判を起こす事態に発展しました。
太陽光パネルの反射光は計算でき、事前に回避できるトラブルですが、業者が反射光についてよく分かっていないケースがあります。
業者を選定する際は、反射光についても確認するようにしておくと良いでしょう。
太陽光発電の今後はどうなる?
やばいと言われている太陽光発電ですが、今後は必要性が高まると予想され、理由は以下の通りです。
- 停電が起きやすくなるので必要性が高まる
- 地球温暖化の対策として必要性が高まる
- 発電効率が向上している
停電が起きやすくなるので必要性が高まる
2022年6月、電力逼迫注意報が発令され、日本でも節電モードが高まりました。
夏の酷暑が近年では当たり前となり、エアコンによる電力需要の増加、そして、環境問題や地球温暖化が引き起こす異常気象も停電の原因となっています。
災害による停電の事例として、2019年9月に起こった千葉県房総半島を襲った台風が挙げられます。
最大瞬間風速57.5メートルを観測し、送電鉄塔が倒壊したため、周辺住民は大停電の被害を受けました。
当時3歳の娘を抱え、妻も妊娠している中、停電被害を受けた千葉県の小磯さん家族は、4日半に及ぶ停電を下記の方法で乗り切りました。
- カセットコンロと鍋でお湯を沸かし、赤ちゃん用のベビーバスにお湯を溜め、幼い娘をお風呂に入れた
- 夜はランタンのわずかな明かりで乗り切った(が、娘はストレスから不安定な様子を見せることがあった)
参考:千葉日報
4日間に及ぶ停電でここまで不便な生活を強いられ、小さな子供を抱える家族にとっては子供の身の回りのお世話、子供のメンタル面など心配材料も多くなります。
こうした事態を回避するためにも太陽光発電は有効なのです。
災害時、停電が起こっても太陽光がある限り発電ができ、さらに蓄電池があると発電した電気を貯められるため余裕をもって災害に備えられます。
地球温暖化の対策として必要性が高まる
地球温暖化は日本だけでなく、世界中で取り組むべき問題として、世界規模で脱炭素化の流れが進んでいます。
2020年10月、菅元総理の所信表明演説で、2050年までに温室効果ガスの排出量を実質ゼロにする、いわゆるカーボンニュートラル宣言がなされました。
地球温暖化対策である脱炭素化のために、CO2を多く排出する火力発電から、ほとんど排出しない再生可能エネルギーへの転換が進められているのです。
そのため、再生可能エネルギーの1つである太陽光発電は、今後さらに推進されていくと予想されます。
発電効率が向上している
発電効率とは、太陽光エネルギーが持つ光エネルギーがどれだけ電気エネルギーに変換できるか割合値で示したものです。
数値が高いほどたくさんの電気を生み出します。現在販売されている太陽光パネルの発電効率は15〜20%ですが、資源エネルギー庁によると2025年までには発電効率25%が目標になっています。
発電効率が高くなればさらに元を取りやすくなるため、利用するメリットが高くなります。太陽光発電を設置してから2022年7月の猛暑でも午前10時~午後16時までの電気代が無料になった方もいます。
業者選びを間違えなければ、つけてよかったと思える太陽光発電を設置できるのです。
太陽光発電で失敗しない方法4選
太陽光発電の購入で失敗しないための方法を4点紹介します。
- 訪問販売で購入しない
- 複数社から見積もりを取って比較する
- 実績豊富な業者を見極める
- 何年で元が取れるかシミュレーションしておく
訪問販売で購入しない
訪問販売業者全てが悪質とは限らないのですが、太陽光発電で後悔する事案は訪問販売が原因であることが多いです。
訪問販売は営業の人件費が上乗せされるため、インターネット販売に比べると割高になってしまいます。
そのため、訪問販売員がどれだけ安いと言っても、提示された価格は割高なのが一般的ですし、あまりに安さを強調する場合は悪質業者である可能性が高いです。
複数社から見積もりを取って比較する
太陽光発電設備はどんなに魅力的なプランを提示されたとしても、1社だけの見積もりで決めてしまうのは危険です。
営業マンにいくら安いと言われても、提示された価格が本当に相場より安いのか自分の目で確かめる必要があります。
複数社から見積もりを取って比較することで、価格の相場を知ることができ、仮に悪質業者に騙されていたとしてもそこに気づけます。
太陽光発電設置後の保証も業者によって違うので、比較を行い、より自分の考えやライフスタイルに合った保証を付けるようにしましょう。
見積もりを取る際は、無料で最大5社まで一括見積もりを取れるタイナビがおすすめです。優良業者のみから探せるため、悪質業者に騙される心配がありません。
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実績豊富な業者を見極める
太陽光発電設置時の施工不良、業者の倒産による後悔を未然に防ぐため、業者の施工、販売実績、そして設立年月日も必ず調べておきましょう。
業者のホームページ上に公開されていることが多いですが、なければ直接業者へ問い合わせてみるのもおすすめです。
実績について記載がなかったり、教えてくれなかったりする場合は、経験が浅いことを隠そうとしている可能性があります。
何年で元が取れるかシミュレーションしておく
太陽光発電はFIT(固定価格買取)制度により、約10年で元を取れるように価格設定されています。
しかし、悪質業者に騙されて初期費用を多く払ってしまったり、影の発生や悪天候などの発電ロスが考慮されていないシミュレーションを鵜呑みにしてしまったりすると、予想外に初期費用回収が延びてしまうことがあります。
また悪質業者がわざと発電量を多く見積もり、短期間で初期費用を回収できると謳うこともあるので注意が必要です。
年間発電量は1kWあたり1000〜1100kWhと考え、この数値より多ければ発電量を多く見積もっていると考えて良いでしょう。
また、新日本住設のようにシミュレーションより発電量が少ないと見舞金がもらえる業者もいるので、候補に入れておきましょう。
太陽光発電はやばい?についてよくある質問
- 太陽光の設置に迷っている人はどうすればいい?
- 太陽光発電は蓄電池も同時に設置するべき?
太陽光発電の設置に迷っている人はどうすればいい?
太陽光発電の設置に迷っている方は、まず見積もりサイトで見積もりを取り、価格や概要を知ることから始めてみましょう。
見積もりサイトはタイナビがおすすめです。
タイナビは信頼できる業者としか提携しておらず、利用者から一度でも苦情が入るとその業者はタイナビとの提携を解除されてしまいます。
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太陽光発電は蓄電池も同時に設置するべき?
太陽光発電で発電した電気をできるだけ自家消費に充てたい方、そして災害や停電時にも電気を使用したい方は蓄電池も同時に設置すると良いでしょう。
蓄電池があれば太陽光で発電した電気を貯めておけるので、発電量が少なくなる悪天候時や夜間も貯めた電気を自家消費に充てることができます。
その分、電力会社から購入する電気の量は減るため電気代の削減効果に大きく寄与します。
災害や停電時も電気が止まる心配をしなくて良い点が蓄電池を設置する最大のメリットです。
太陽光発電は知識をつければやばくない
- 太陽光発電はやばいと言われるが、多くは知識不足が原因
- 地球温暖化による災害の増加が懸念されており、今後は太陽光発電の必要性が高い
- 太陽光発電は訪問販売で購入せず、見積もりサイトで業者を見つけるのがおすすめ
- 見積もりサイトは100万円安くなった事例があるタイナビで探すのがおすすめ(利用料は無料)
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太陽光発電はやばいと言われている事例をまとめましたが、どれも事前に知識をつけておくことで回避できるのです。
今後は脱炭素社会の実現に向けて、太陽光発電の需要は高まってきます。
初期費用の低下も進み、誰もが太陽光パネルを導入できるような仕組みも構築されていくでしょう。